今回は、建売3階建を購入して後悔した点をまとめていきます。
あえて”3階建ならではの欠点”を書き出しています。他人の失敗から学ぶことも多いはず。家選びの参考にしてみてください。
「建売3階建を買って良かったこと」はこちらをチェック!
- 家の購入を考えている人
- 家選びの情報収集をしている人
- 3階建の家を考えている人
目次
夏場の3階が暑すぎる!
3階の日当たりが良好なことは3階建の利点と言えるのですが、夏場の3階はとんでもなく暑くなることもしばしば…
特に我が家はただでさえ暑いことで有名な埼玉県に住んでいるため、3階は息苦しいほど蒸し暑くなります。
各部屋にエアコンは必須ですね。
3階建の場合、各階の温度差が大きいです。夏場は1階が涼しく、階が上がるごとに暑くなっていきます。冬は上の階は良いのですが、1階は極寒…。
建売だと断熱材の効果もそれほど期待できませんから尚更です。3階建を買うのであれば、「3階は暑い!」ということを念頭に置いておきましょう。
蛇足になりますが、3階の部屋にエアコンを設置する場合、ベランダのように室外機を置くスペースがないと設置費用が高くなります。1階部分までホースを伸ばし、長い脚立を使って外壁に固定する必要があるため、工事費が高くなるのです。
外回りの工事費が高くなることも3階建のデメリットと言えるかもしれませんね。
階段の傾斜が急!
建売の3階建は、狭い土地をフル活用して建てていることがほとんど。土地が狭い分、室内もギュギュッと凝縮されています。
特に階段は、幅が狭いだけでなく、踏み面(ふみづら)と呼ばれる足を置くスペースの奥行も狭いです。そのため、傾斜のきつい急な階段になっていることが多いです。
階段の寸法は建築基準法で定められていますが、「踏み面は15cm以上」となっており、この基準は意味があるのか?と思ってしまうくらい急な階段でも問題になりません。
踏み面が15cmってことは、脚立のようの状態ですよね…。
さすがにそこまで危ない階段ではないですが、我が家の場合は踏み面が24cm。私の足のサイズが27cmなので、どう頑張ってもかかとが出ます…。階段はつま先で上るような感じです。
今はもう慣れたので不便なく生活できていますが、叔母が家に来るときは辛そうに階段を上るので申し訳ないです。私自身も「危なくて老後までは住めないな」と思っています。
階段の事故も怖いですからね。
後々後悔しないように、内覧で必ず階段の斜度を確認するようにしましょう。
隣の家が近い!
建売3階建の家が建つ地域というのは、基本的に地価が高い地域です。
地価が高い場所に2階建の家を造ろうとすると、値段が高くなってしまう…そこで、狭い土地に高さのある建物を建てることで、居住空間を確保しながらも手の届きやすい値段設定にしているのです。
最近では、昔から建っていた古い家を解体し、その土地を分割して複数の建売住居を建築するところが増えてきています。もちろん、できるだけ多くの家を建てて売ろうというのが住宅メーカーのやり方ですから、家と家の間隔は狭くなります。
家によっては、大人がひとり通るのがやっとというほど狭いです。そのため、窓が開いていれば隣の家の声が聞こえることも…
この記事を書いている間にも、お隣さんのインターホンが聞こえて危うく間違えて玄関へ行こうとしてしまいました。
我が家は4歳と2歳のやんちゃな男児が2人いるので、家の中は毎日大騒ぎ。お隣さんはさぞかし迷惑がっているのではないかと思います。(いつもうるさくてすみません…)
隣の家が近いからこそ、ご近所さんとの関係は良好にしておきたいものですね。
自転車を置くスペースがない!
最近の建売3階建の家は、1階部分に駐車場を設けている家が多くなっています。
車を置いてみると分かるのですが、見た目以上に狭いです…
駐車場に車を置くと、自転車を置くスペースがなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
我が家の場合、購入当初は車を持っておらず、「駐車場は自転車置き場にしよう」と考えていました。ですがその後、子どもが増えたことをきっかけに車を買うことに。
いざ車を駐車場に入れてみたら、自転車の置き場がほぼなくなってしまいました…
車の横につめつめでギリギリ縦に2台置けるものの、子どもが自分の自転車を持つようになったら置き場所はありません。
土地が狭くて庭もないため、将来確実に困ることになりそうです。
大家族で自転車が3台も4台もある場合や、将来自転車が増える可能性がある場合には、駐車場の広い家を選ぶことをオススメします。
ちなみに、駐車場の大きさによっては、コンパクトカーしか入らないことも。さらに、駐車場前の道路の幅が狭くて何度も切り返さないと駐車できない家もあります。
子どもがいてワンボックスカーを考えている人は、車の大きさを考えながら家選びをしましょう。
荷物の受け取りが大変!
3階建の家では、宅配便を受け取るのにも階段を上り下りする必要があるためひと苦労。
我が家の場合は、インターホンが繋がっているのが2階のリビングだけです。そのため、3階にいるときに荷物が来たらまずは急いで2階へ移動!配達の方が帰ってしまう前にインターホンを受け、そのあと荷物を受け取りに玄関へ…
3階にいたら荷物を受け取るのもひと苦労です。
また、2階にしかインターホンが繋がっていない場合、1階と3階はインターホンの音があまり聞こえません。ドアを閉めて作業していたり、トイレにいると気が付かないこともあります。せっかく配達に来てくれたお兄さんに申し訳ないです…
3階建ならではの不便な点ですね。
我が家では、どこにいてもすぐに荷物を受け取りに行けるよう、印鑑などは玄関付近に置いています。
なるべく時間指定して確実に受け取れるようにしましょう!
いかがでしたでしょうか。
家を購入するとなったら、内覧をして「住みたい!」と思った家を買うことでしょう。
しかし、やはり後悔はつきものです。購入する前に、たくさん調べて後悔しない家選びをしてくださいね。