これだけは調べておきたい!家を買う前に必ず知っておくべきこと3つ

house

将来は夢のマイホームを買いたい!と思っている人も多いはず。

今回は、筆者の経験をもとに、家を買う前に調べておくべき3つのことをまとめてみました。
家は人生最大の買い物になる場合も多いですから、あとで後悔しないように事前調べに力を入れましょう。

この記事を読んでほしい人
  • 家を購入しようと考えている人
  • 家選びで失敗したくない人
  • 土地選びで失敗したくない人

その1 ハザードマップで災害時の被害予測を調べる!

ハザードマップを見たことありますか?
ハザードマップとは

洪水・浸水、土砂崩れ、地震、噴火といった自然災害が起きた場合に、どの地域がどれだけの被害を受けるかを予測した地図

のことです。

各自治体が発行していますので、住みたい地域のハザードマップを入手して被害予想を調べておきましょう。
ハザードマップには避難場所が記されているものもあるので、今お住まいの地域のものもチェックしておくことをオススメします。

例えば、「さいたま市 ハザードマップ」で検索したら次の地図が出てきました。
saitamacity hazard map

荒川が氾濫した際にどれだけの地域に影響が出るかよく分かりますね。

また、各自治体が発行しているハザードマップ以外にも、国が提供している便利なサービスもあります。例えば、国土交通省では地点別浸水シミュレーション検索システムなるものを提供しています。

川の名称や地域名から検索し、浸水範囲を確認できます。また、アニメーション表示で堤防決壊から何時間後にどの程度の浸水被害になるのかを見ることもできますし、決壊する堤防の位置を選んでシミュレーションすることもできますよ。

実際に検索してみると、このような画面で被害予測を見ることができました。

flooding simulation

日本はいたるところに川があり、浸水被害はどの地域でも起こり得ます。事前にしっかりと調べて、自分と家族を守れる場所に家を買いたいものですよね。

 

被害予測を見ることができる便利なハザードマップですが、欠点もあることを覚えておきましょう。

ハザードマップの欠点
  1. あくまでも予測であり、確実なものではない
  2. 小さな川の被害予測まではチェックできない

欠点①について、ハザードマップを過信してはいけません。
近年の自然災害は、ご存知の通り予想外なことばかりですよね。「観測史上最大の雨量…」なんていう言葉もよく聞かれます。
ハザードマップはあくまでも参考に、被害はそれよりも大きな範囲で出ると思っていた方が良いでしょう。

欠点②について、ハザードマップは代表的な河川等による被害を想定して作られていますので、小さな河川のことは考えられていません。
最近は想定外の雨量が一気に降ることがあります。そうなると、たとえ小さな河川であっても氾濫が起きることがあるので、注意が必要です。

 

我が家の裏にも幅1m、深さ1mほどの水路があります。普段の水深は5cm程度で、水の流れも目では分からないくらいゆっくりです。ここはさすがに氾濫しないだろう、と思っていたのですが…昨年の大雨の時に氾濫してしまいました。

近所にあった車用の段差ステップも次々と流されて、道が川のようになったので本当に焦りました。

 

ハザードマップで大きな自然災害の被害を確認すると同時に、実際に現地へ行って小さな川の有無や地形の高低差は確認しておく必要があるでしょう。
建売の場合は、玄関の高さもチェック項目に入れておくと良いかもしれません。

 

その2 日当たりはやっぱり重要!冬の日当たりをチェック

interior

家を買うまでに日当たりがどうかは皆さんチェックをすると思います。
ですが、10年後にその日当たりはどうなっているでしょうか?

 

ここでは、我が家の失敗談をご紹介します、、

我が家は5年前に購入した建売3階建。
買った当初は南側に古い木造のアパートが2棟建っていました。2階建のアパートだったので、我が家の日当たりはそれほど悪くなく、2階のリビングにも朝日が十分に入ってきていました。

しかし、2年後…
木造アパートが壊されることになり、次にできたのはとある会社の寮でした。しかも3階建で壁は暗いレンガ調。
我が家のリビングからはその暗いレンガ調の壁しか見ることができなくなり、朝日も入らず、日中でも電気をつけないと生活できないほどに。がっかりです。

家を購入する前には
「日中は家にいないから、もしもアパートが壊されて3階建の家が建っても問題ないか!」と家族で話していましたが、今では後悔しています。住宅密集地で家と家の間隔が狭いから余計に暗く感じます。現在、追加で窓をつけようか検討中です…

 

近所では、地価が上がっていることもあり、古い家屋や駐車場が次々と新しいマンションや家に変わっています。
古い家や駐車場がある場合、今後どうなるかをしっかり予想して最悪のケースを想定しておいた方が良いですよ。

ちなみに、日当たりをチェックするのは冬が良いです。太陽の南中高度が下がっていますので、一番日光が家に入りにくい季節だからです。冬でも日当たりが良ければ、年中日当たりが良いでしょう。

とは言っても、家を買うタイミングによっては季節ごとの日当たりを見ることなんかできませんから、最低でも1日の日当たりの程度を確認しておくようにしましょう。

販売している不動産屋さんに聞いてみることもオススメです。不動産屋さんは1日中その家の近くにいることも多く、太陽の動きを把握していますから、有益な情報が得られる可能性が高いです。

日当たりをチェックして明るい新生活を送ってください。

その3 子どもが通うことになる小・中学校をチェック!

elementary school

最近は学区を決めてから家を探す人も増えているようです。

わたしが家を探している時も
「〇〇中学校の学区内です!」
という謳い文句で販売している家を何軒も見ました。

そんなに変わらないだろうと思っていたのですが、やっぱり公立学校でも学校によって教育環境が全然違うようです。
特に、人気のある学校はそれなりに力のある先生たちを集めていますので、子供の学力や人間性にも多少なりとも差が出ます。教育に力を入れている地域では、比較的犯罪率が低く、治安が良いので安心して生活できるところが多いです。

小学生や中学生のお子さんがいる方なら必ずチェックをすると思いますが、将来家族構成が変わる可能性のある人はその地域の教育について調べておいた方が良いと思いますよ。

 

ちなみに、我が家はこの面でも失敗しました。
購入してから気がついたのですが、道路を挟んで10m先の地区は「教育熱心な学校」として地域で有名な中学校の学区でした。しかも、距離的にもその中学校の方が明らかに近いのです。

我が家は学区のはずれに位置しているので、うちの子供たちが通うことになる中学校は歩いて40分の場所…
息子たちよ、ごめんなさい。
という状況です。でも、毎日歩くことで体力がつくし、朝早く家を出ることになるので親としては助かるのかな、とプラス思考で考えるようにしています。

学校の教育が全てではないですからね。

あなたがもし家をこれから買うなら、将来の人生設計を踏まえ、将来子どもが通うことになる小・中学校を調べておくことをオススメします!

 


以上が家を買う前に調べておきたい3つのことです。
もちろん、今回ご紹介した内容以外に調べておくべきことはまだまだ沢山あります。

生活スタイルはどんどん変化していくものですから、将来の生活スタイルを意識して家探しをしてみてください。