そんな悩みを抱えている初心者キャンパーは多いハズ。かく言う私も、はじめたばかりの頃は、設営と撤収に時間がかかりキャンプを思うように楽しめずにいました。特に我が家にはやんちゃな息子たちがいるので余計に…。。。
しかし、今では設営も撤収も含めて“心から”キャンプを楽しめています!その理由は、単純に「慣れたから」とも言えますが、いろいろと試行錯誤を重ねて効率よく設営と撤収ができるようになったことも大きな要因。
今回は、我が家が実践している撤収の極意をご紹介します!これを読めば、キャンプの片付けが少しラクになるはずです。参考にしてみてください。
- キャンプ初心者の人
- キャンプの片付けが苦手な人
目次
極意その1 チェックアウトの2時間前から片付けるべし!
撤収は想像以上に時間がかかるもの。要領よく撤収ができるようになるまでは、チェックアウトの2時間前から片付けはじめるようにしましょう。特に小さなお子さんがいる場合、思うように片付けが進まずに焦ってしまうこともしばしば。心に余裕を持って楽しく撤収するためにも、時間に余裕を持って行動しましょう。
もちろん、早く撤収できればチェックアウトまでキャンプを満喫することができますよ。
キャンプ場によっては、チェックアウトの時間を遅くする「レイトチェックアウト」ができるところも。追加料金がかかる場合もありますが、自分のペースでゆっくり片付けられるのでオススメです!
極意その2 焚火は早めに終わりにすべし!
焚火台に残った炭は、冷めるまでに時間がかかります。そのため、朝から焚火をした場合には、冷やす時間を逆算して焚火は早めに終わらせましょう。炭に水をかけて火を消す方法もありますが、水をかけても表面温度が下がるだけで中は燃えたままです。片付けるときに火傷をする恐れがあるので、要注意。
短時間で消火した場合は、火消壺を使うと良いでしょう。炭を入れて1時間ほど放置しておくだけで完全に消火させることができます。
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極意その3 片付け用にタオルは多めに準備すべし!
キャンプの撤収では、タオルは必需品。テーブルやイスの脚についた土を拭ったり、テントについた水滴を拭き取るために使います。土を拭き取る用のタオルと、水滴を拭き取る用のタオルを分けて準備しておくと良いでしょう。どうせ汚れるものなので、使い古したフェイスタオルで十分です。
また、使い終わったタオルの入れ物を用意しておくとスムーズに撤収できます。我が家では折り畳みバケツに入れて持ち帰っています。泥だらけの靴を入れることもできるので、重宝しています!
極意その4 乾燥が必要なものから片付けるべし!
キャンプでは、「朝目覚めたらテントがびしょ濡れ!」なんてことは良くある話。雨が降っていなくても、想像以上にテントやタープに朝露がつきます。自然乾燥だけでは乾かない場合が多いので、撤収をはじめる前にタオルで水滴を拭き取っておきましょう。このひと手間を加えることで、他のキャンプ用品を片付けている間に自然乾燥させることができます。家に帰ってからテントを干す手間も省けますね。
テント以外にも、グランドシート、寝袋、クーラーボックス、洗い終わった焚火台など、乾かす必要があるものから優先的に手を付けるのがセオリー。タイムロスがなくなり撤収がスムーズになりますよ。
テントのスカートを乾かすときには、洗濯バサミがあると便利。スカートを持ち上げて近くのポールに洗濯バサミで固定しましょう。地面から離すことで乾きやすくなりますよ。
極意その5 荷物は一時的にブルーシートにまとめるべし!
車への積み込みをスムーズにするために、荷物の積み込みは最後にまとめて行うと良いでしょう。そのために、車の荷台の近くにブルーシートを敷いて、一時的な荷物置き場をつくると効率的。積み込むものを見える化でき、荷物を積み込む順番もスムーズに決めることができます。「これを先に入れるべきだった…」という失敗がなくなりますよ。
我が家では、100均のブルーシートを活用しています。薄くてかさばらないし、ひどく汚れてしまってもすぐに買い替えられるので◎!
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極意その6 テントは「四角」を目指してきれいに畳むべし!
テントをきれいに畳めれば、次のキャンプでテントをきれいに設営できます。しわをなくすためには、きれいに広げた状態から四角を目指して折り畳んでいくことがポイント。両端から中央に向かって折り畳むと、次回の設営でテントを広げやすくなりますよ。また、入口のチャックは完全に閉めるのではなく、一部を少し開けたままにしておくと、中の空気が抜けて畳みやすくなります。
テントをきれいに畳んで、スマートでカッコいいキャンプを目指しましょう!
風の強い日は、テントが飛ばないようにペグを1ヶ所残したまま撤収するとGood!
極意その7 ゴミ袋は最後の最後に閉じるべし!
撤収していると、何かとゴミは出てくるもの。「ゴミを捨てたいのにゴミ袋を縛っちゃった!」なんてことにならないように、ゴミ袋は最後の最後に縛るようにしましょう。
また、ゴミ袋を置いておく場所も意外と重要。撤収の邪魔にならない場所、でも捨てやすい場所に置くようにしましょう。車を横付けできるオートサイトであれば、車の近くに置くと導線が良いと思いますよ。
ゴミ袋をセットできるトラッシュボックスがあると、見た目も良くて捨てやすさも格段にUPするのでオススメです!
キャンプの撤収をスムーズにする7つの極意 まとめ
いかがでしたでしょうか。最後に今回ご紹介した内容をまとめておきます。
- チェックアウトの2時間前から片付けるべし!
- 焚火は早めに終わりにすべし!
- 片付け用にタオルは多めに準備すべし!
- 乾燥が必要なものから片付けるべし!
- 荷物は一時的にブルーシートにまとめるべし!
- テントは「四角」を目指してきれいに畳むべし!
- ゴミ袋は最後の最後に閉じるべし!
もちろん、キャンプの片付け方に決まりはありません。試行錯誤を繰り返しながら、“あなたなりの撤収方法”を見つけてみてください。設営と撤収の悩みがなくなれば、キャンプを何十倍も楽しむことができますよ。