初めてのキャンプ。
何もかもが初体験で、不安も多いですよね。私も最初のキャンプは勝手が分からず、楽しみ半分、不安半分といった感じでした。
「行く前にキャンプ用品揃える必要があるけど、何を買えばいいか分からない…」
今回はそんな悩みをズバッと解消していきます!この記事を読めば、何を優先して買うべきかがはっきりします。
- キャンプをはじめたい人
- 何を用意するべきか悩んでいる人
目次
キャンプ用品を揃える前に知っておきたい「優先順位」
キャンプ用品は、すべてを揃えようと思ったらキリがありません。それほどまでにキャンプ用品の種類は充実していますし、次々に便利な新商品が発売されています。1つ1つのギアは高価なものが多いので、初期投資といえども大きな出費になります。
そこで重要になるのが、キャンプ用品を集めるときの「優先順位」。
最初は「これがないとキャンプができない!」という必需品から買い集めるようにしましょう。その後、ある程度の慣れと余裕が出てきたら「これがあったらより快適!」というものを徐々に増やしていくことが望ましいと言えます。
何を重要視するかで「優先順位」は変わってきますが、無理なく計画的に集めていくことをおすすめします。これからご紹介する「キャンプに必要なものリスト」についても、あなたなりに優先順位をつけながらお読みいただければと思います。
キャンプに必要なものリスト
ここからは、キャンプを始めるうえで必ず必要になってくるものについてご紹介します。
基本的な考え方として、キャンプは生活空間を一時的に野外に移すことになるため、「衣・食・住」が必要になります。その中でも、優先的に準備すべきなのが「住」。「衣・食」は日常的に使っているもので代用できたり、どこでも手に入るものがほとんどです。
まずは「住」に着目して必要なものをリストアップしてみましょう!
キャンプに必要なもの① テント
まさに「住」の要(かなめ)となるのがテント。キャンプは野外で生活することになるため、風雨や直射日光を防げる快適な居住空間が必要になります。
テントにはさまざまな種類がありますが、主には次の3タイプに分けられます。それぞれの特徴を踏まえて、人数に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
ドームテント
定番のドーム型テント。本体をポールで自立させる構造になっていて、ペグを打つ本数も少なめなので設営がしやすい。ただし、テント内はそれほど広くなく、リビングスペースはないのでタープを併用するのがおすすめ。
モノポールテント
円錐型の形状をしている個性的な見た目のテント。本体の真ん中に柱となるポールを立てて屋根を持ち上げる構造になっていて、一人でも設営ができるほど設営は簡単。大きさにもよるが、壁が斜めになっているぶん、実際の居住スペースは狭いのが欠点。
ツールームテント
寝室とリビングが一体化しているテント。リビングスペースがテント内に確保されているため、タープなしでOK!雨の日でも快適なファミリー向けのテント。大きいぶん、設営に時間がかかることと、収納時も大きく荷物になるのが欠点。
ドームテントやモノポールテントを使う場合は、タープを併用するのがおすすめ。リビングスペースが確保でき、日差しや雨を避けられます。
キャンプに必要なもの② 寝袋
寝袋(シュラフ)は、普段寝るときに使っている布団の代わりになるものです。真夏で平地のキャンプであればタオルケットで代用できますが、春秋冬のキャンプでは必須アイテムです。大人の人数分は用意しましょう。
寝袋には「封筒型」と「マミー型」の2種類があります。オートキャンプがメインの初心者であれば布団に近い形状の「封筒型」、バイクや電車・バスでの移動を考えているならコンパクトに収納できる「マミー型」がおすすめです!
キャンプは想像以上に体力を使います。はじめて行くなら尚のこと、知らず知らずのうちに体力的にも精神的にも疲れると思いますので、夜の睡眠はほんとに大事。快適に寝られる寝袋を準備しておきましょう!
オートキャンプであれば、家で使っている掛け布団を使って”お試しキャンプ”をするのも1つの手です。
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キャンプに必要なもの③ ランタン
キャンプ場では”明かり”を自分で用意する必要があります。そこで必要になるのが「ランタン」と呼ばれるもの。
ランタンには、主にガソリン式、ガス式、電池式(LED)の3タイプがありますが、初心者の方がまず最初に買うべきは電池式(LED)のランタンです!
テント内は火器厳禁なので、安全性の高い電池式が重宝します。子どもが触っても問題ないですし、倒れても火事になることはありません。もちろん、一酸化炭素中毒になる危険性もなし。最初のランタンは安全第一で選びましょう。
金銭的に余裕があれば、テントの外で使える光量の強い燃料系のランタンを用意してみてください。一気に本格的なキャンプになりますよ。
最近は充電式のものが多くなってきていますが、充電を満タンにしたとしても点灯する時間は限られます。モバイルバッテリーを用意するか、予備のライトを持っておくことをおすすめします。
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キャンプに必要なもの④ マット
どんなに整備されたキャンプ場でも、テントを張る場所には小石や小枝が転がっているのが当たり前。快適に過ごすためには、クッション性のあるマットの存在が不可欠です。
マットも種類が豊富で迷ってしまいますが、厚さや持ち運びやすさがものによって全然違います。オートキャンプであれば厚みがあってクッション性の高いものを、バイクや電車・バス移動がメインであれば携帯性を重視して選びましょう!
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キャンプに必要なもの⑤ ウォータージャグ
ウォータージャグもキャンプでは必需品です。
キャンプサイト(テントを張る場所)は、水道が通ってない場所がほとんど。生活に使う水は共用の炊事場から汲んでくるほかありません。水が必要になった時にいちいち炊事場まで行くのはとても面倒ですし、炊事場が近いとも限りません。ウォータージャグを用意して生活水を確保できるようにしましょう!
ウォータージャグには、ソフトとハードがあります。携帯性と安さで選ぶならソフト、耐久性と保冷機能で選ぶならハード、といった選び方が良いでしょう。
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ピーコックのウォータージャグがファミリーキャンプに超おすすめな理由8つ!
キャンプに必要なもの⑥ クーラーボックス
食材を保管するために必要なのがクーラーボックス。特に食べ物が腐りやすい夏場のキャンプでは必需品です。
種類は主にハードクーラーボックスとソフトクーラーボックスの2種類があります。
ハードクーラーボックスは保冷能力が高く、外からの衝撃に強いのが利点。2泊以上するならハードがおすすめです。
一方、ソフトクーラーボックスは軽量で使用後はコンパクトに収納できるのが利点。保冷力はハードほど高くないため、1泊用もしくは飲み物用として使うのがおすすめです。
それぞれ値段はピンキリですが、やはり保冷能力は値段に比例します。予算や主な宿泊日数(連泊の日数)に合わせて選ぶようにしましょう!
ハードとソフトの両方を用意して「腐りやすい食材はハード」「飲み物はソフト」といった具合に分けて使うのも効率的です。
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キャンプに必要なもの⑦ テーブル
リビングをつくる際に必要になるのがテーブル。木製テーブルやアイアンテーブル、高さが調整できるものやコンパクトに収納できるものなど、さまざまな種類が用意されています。
選ぶ際は、まず高さを決めましょう。
ハイスタイルなら70cm前後、ロースタイルなら30〜40cmあたりがベストです。チェアとテーブルはスタイルを合わせる必要があるため、自分のキャンプスタイルを決めてからテーブルを選ぶようにしましょうね!
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キャンプに必要なもの⑧ チェア
テーブルと一緒に揃えておきたいのがチェア。テーブルの高さに合わせて選ぶのが鉄則です。
微妙な高さの違いや背もたれの角度によって座り心地が全然違いますので、実際に座ってみて購入することを強くおすすめします!
また、”携帯性”にも注目したいところ。リュックにすっぽり入るほど小さく軽いものもあれば、パイプ椅子のように折り畳むもの、縦に長く折り畳めるものなどがあります。それぞれ設営・撤収のしやすさも違いますので、実際のキャンプをイメージして選びましょう!
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キャンプに必要なもの⑨ コンロ
料理をしたいならコンロ(バーナー)を用意しておきましょう。お湯をわかすのにも必要になります。
「焚火で料理」に憧れると思いますが、慣れないうちはコンロを使うのがベスト。一般的には1口タイプのものが主流ですが、キャンプ用品として2口タイプの「ツーバーナー」も販売されています。実際の使用場面をイメージしながら選んでみてくださいね。
ガス缶にはCB缶とOD缶の2種類があります。CBは入手のしやすさと安さが魅力。OD缶はアウトドア用につくられたガス缶で、衝撃に強く寒い環境でも火力が落ちないのが利点。コンロを選ぶときの参考にしてみてください。
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焚火をするなら必要なものリスト
焚火台
多くのキャンプ場が地面に直接薪などを置いて焚火をする、いわゆる「直火」を禁止しています。そのため、焚火をするなら焚火台は必須と言えるでしょう。
使い方は至って簡単!焚火台の上に薪や炭を置いて火をつけるだけで焚火が楽しめます。
コンパクトに折り畳めるものや、持ち運びしやすいように取っ手のついているもの、余分な灰が下に落ちてくれるものなど、形状はさまざま。人数やキャンプスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
キャンプ場が直火を禁止している理由は、芝や地面を守るためでもありますが、最近はマナーの悪いキャンパーが増えてきたことも要因だそう…。キャンプを楽しむだけでなく、キャンパーとしての責任も果たしたいものですね。
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火バサミ
燃えている薪の位置を調整するときに必要なのが火バサミ。お金をかけなければ100均でも手に入れることができます。ただし、耐久性や挟める薪の大きさ(重さ)は価格に比例するため、本格的に焚火を楽しみたいならそれなりのものを選びたいところ。見た目にもこだわった商品もたくさんあるのでチェックしてみてください。
ワークグローブ
焚火は火を扱うだけあって危険が伴うもの。薪をくべる作業や網の設置、片付けでは耐熱性のワークグローブが欠かせません。ダッチオーブンを掴むこともできるので、料理の幅も広がりますよ。
1つあれば何かと重宝するので買って損はないでしょう!
キンコグローブ50ってどんなもの?安くて万能なキャンプの必需品
その他
焚火は薪がないと始まらないのは言うまでもありませんね。薪の種類、おすすめの薪を紹介した記事があるので、参考にしてみてください。
薪はネット購入がおすすめな理由3つ!楽天で買えるプレミアム薪は焚火の概念が変わります
着火剤はどれがおすすめ?コメリのらくらく着火剤は火の持ちが全然違う
キャンプにあったら便利なものリスト
既述したキャンプの必需品以外にも、あれば便利なキャンプ用品は山ほどあります。キャンプに慣れてきたら小物も増やして”あなたなりのキャンプスタイル”を確立させていきましょう!
- クッカー
→キャンプ用の料理器具があれば準備が楽チン! - メスティン
→ご飯がたけて料理の幅が一気にUP! - キッチンテーブル
→食べる場所と作る場所を分ければ効率UP! - 折り畳みナイフ
→刃を収納できて安心安全!コンパクト! - 物干しネット
→洗い終わった食器の問題が一気に解決! - 折り畳みバスケット(かご)
→炊事場まで食器を持っていくのに便利! - 折り畳みバケツ
→ものを運ぶ、ジャグの水受けとして重宝! - トラッシュボックス
→ゴミ捨てが簡単!おしゃれ度もUP! - 3段ラック
→収納力が一気にUP! - ハンガーラック
→上着をかければ見た目も効率もUP! - ミニぼうき
→テントの中の掃除に便利! - 小さなスコップ
→地面の凸凹を均すのに便利! - 電源コード
→AC電源付きサイトを利用するなら必須! - モバイルバッテリー
→電源なしサイトでも家電が使える!
といったところでしょうか。
細かくいえばまだまだ沢山ありますが、まずはキャンプをやってみて、足りたいと思ったものを買い足すようにしましょう!
持ち物チェックリスト作成のすすめ
我が家では、「持ち物チェックリスト」を作って忘れ物がないようにしています。作ると言っても、Excelに持ち物を入力しただけの簡単なもの。それでもあるとないとでは大違い!
リストを作っておくと、忘れ物がなくなるのはもちろん、あれこれ考える必要がなくなるので頭の中がスッキリしますよ!
下の表が実際に我が家で使っているチェックリスト。適当なつくりですが、、、参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでもう一度「キャンプに必要なもの」をまとめておきますね。
- テント
- 寝袋(シュラフ)
- ランタン
- マット
- ウォータージャグ
- クーラーボックス
- テーブル
- チェア
- コンロ(バーナー)
以上の9アイテムがあれば、基本キャンプはできちゃいます。もちろん、食材や食器類は必要になりますが、これらは当日用意ができますし、家にあるもので十分対応できるものです。
日用品で使えるものはどんどん使って、優先順位の高いものから買い集めるようにしましょう。
ちなみに、キャンプ用品はキャンプ場でレンタルすることも可能です!一度に無理にそろえなくても全然OK!むしろ、一度レンタルで試してみることで、「こんなのが欲しいな」「こんな機能があれば便利だな」という発見があると思いますよ。ちょっとずつ好みのキャンプ用品を集めて自分のスタイルを確立させていきましょう!
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