こんなに休んで大丈夫!?大学職員の休日事情

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大学職員が人気である理由は、休みがしっかりとれて給料も高いことにあるのではないでしょうか。

今回は大学職員の休日について詳しくご紹介します。

(給与についてはこちらをご覧ください)

この記事を読んでほしい人
  • 大学職員を目指している人
  • 大学職員の実態を知りたい人
  • 転職を考えている人

特徴1 週休2日の大学が増加中!

 

大学は土曜日にも講義を行っているところが多いため、職員も土曜日出勤をしているところが多いです。

とは言っても、毎週がっつり8時間勤務となっている大学は少なく、多くの大学が半日勤務か隔週(2週間一度)の出勤となっています。

中には土曜出勤は月に一度で、部署内で相談して出勤日を決める大学もあります。

 

最近では、「働き方改革」の一環として職員の土曜日出勤を廃止し、完全週休二日制を採用する大学も増えてきました。

検討中の大学も多いため、これからますます週休二日制の大学が増えていきそうですよ。

 

大学職員は夏休みが一般企業に比べて長いです。
「8月はほとんど出勤しない」なんていう大学もあります。羨ましいですね!

しかし、決して年間の休日が多いわけではく、土曜日に出勤している分を授業のない8月にまとめて休みましょう!となっているだけです。(個人的には、旅行が好きなのでまとまった休みがあるのは嬉しいですが)

 

年間の休日日数でみると、幅はありますが110日~125日が多いでしょう。
完全週休二日制の大学では、年間休日130日以上となります。

採用募集の要項に土曜出勤があるかどうかが載っているはずですので、確認しておきましょう!

 

特徴2 振替休日が確実にとれる!

 

大学職員の休日で特筆すべきは、振替休日の取りやすさでしょう。

 
入試や学園祭、オープンキャンパスのように休日に業務があればもちろん職員も出勤するわけですが、休日に出勤した分はちゃんと振替休日が取れます。

自分の抱えている仕事内容に支障がなければ、基本的には希望通りの日に振替休日が取得できますよ。

 

有給休暇が少ない人の中には、あえて土日に休日出勤をし、振替休日を貯めている方もいます。
大学の規則や上司にもよりますが、休みについては比較的ゆるいところが多いです。

 

ちなみに、休日出勤の有無は配属される部署によって全然違います。

多いのは入試関係の部署。
高校生向けに行われる入試説明会やオープンキャンパスは休日に行われることがほとんどなので、その度に休日出勤をする必要があります。

1月~3月に行われる一般入試の時は職員総出になることが多いです。

 
総務課や施設課なども外部向けの行事があると休日出勤が多くなります。

行事のたびに準備や片づけの人手が必要になりますから、仕方ないですね。

 

一方、休日出勤が少ないのは財務課・経理課でしょうか。
平日に業務が終えられていれば休日出勤は少なく済むでしょう。

 

大学は広く開かれた教育機関です。
ゆえに、外部向けの行事等が多いのが現状です。
大学職員になるからには、休日出勤を覚悟しておきましょう。

ただし、振替休日はしっかり取れるのでご安心を!

 

特徴3 有給休暇は初日からばっちり付与!

 
有給休暇は労基法の通り1年目は10日、毎年増えていって6年後に20日付与のところがほとんど。
専任職員であれば、入社してすぐに有給が付与されるケースが多いです。
 
 
そのため、下表のように1年目で10日付与され、以降2日ずつ増えていきます。

もちろん、2年目以降は前年の未消化分を繰り越せますよ。

 
Number of paid vacation days
 

 

ただ、「自由に使える有給休暇」については大学により対応が異なるので注意が必要です。

2019年4月に法律が改正され、有給が年10日以上付与されている人については、10日のうち最低5日を消化させることが「会社の義務」となりました。そのため、年間5日の有給休暇を消化日を指定して付与しているところも多くなってきています。

 

そのような策を講じている大学では、10日付与されても自由に消化できる有給は計画的付与を除いた5日だけとなります。

 

なかなか厳しいですね…

特に子供がいる家庭は、子供の急な体調不良で休むこともしばしばあるので、最初は大変かも知れません。

採用が決まったら、有給休暇の日数についてしっかりと担当者に確認するようにしましょう!

 


いかがでしたでしょうか。

大学職員は、休日の面でも恵まれていますね。
ただ、土曜出勤の有無や年間休日日数は大学によってまちまちなので、興味のある大学の情報を調べてみてください。