あなたの人生が変わる!人を惹きつけるプレゼンテーションのコツ

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この技術を身に付ければあなたのプレゼンもワンランクアップ!

「人前で話すのが苦手…」「今度重要なプレゼンを任されたけど…うまくできる気がしない…」

あなたはそんな悩みを抱えていませんか?

プレゼンは、みんなから注目されるし、
失敗が許されないという見えないプレッシャーも相まって緊張しますよね。

でも、プレゼンで大事なことは、伝えたい内容を相手にはっきりと伝えること。これに尽きます。
自分のことよりもどうしたら相手に伝わるかを優先しましょう。

 

では、どうすれば伝えたいことが聞いている方に届くのでしょうか?
筆者が6年間の教師生活で培った「話し方の技」をいくつかご紹介します。

これを身に付ければ、大袈裟に言ってあなたの人生はきっと変わります。

この記事を読んでほしい人
  • プレゼンに自信がない人
  • プレゼンのスキルを上げたい人
  • 人前での話し方を身に付けたい人

 

1.準備が命-本番をイメージして何度も練習する-

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「そんなの当たり前じゃん」って思うかもしれませんが、
意外とやっていない人が多いんです。

ここで言う練習とは、ただ説明文を読む練習をすることではありません。

本番と同じような環境を作って行うのです。
ポイントは次の4つ!

練習する時のPOINT
  • スクリーンに資料を映す
  • 実際に声を出す
  • 時間を計る

これを何度も繰り返し行いましょう。
説明文を暗記してしまうくらいやるのが成功への近道ですよ。

 

プレゼンが上手いことで世界的に有名な故スティーブ・ジョブズ氏は、5分間のプレゼンのために2日間も本番さながらの練習をしていたそうです。

たった5分…でも、その5分のプレゼンでiphoneが世界的に有名になり、今やなくてはならないツールになりました。

 

イメージトレーニング、いわゆる「イメトレ」をすることも効果的です。

スポーツ選手はよく重要な大会に向けてイメトレを行っています。

水泳選手のマイケル・フェルプスをご存知ですか?
オリンピックで通算23個もの金メダルを獲得し、「水の怪物」と言われている選手です。

大きな大会で必ず結果を残してきた彼は、
イメトレを習慣化させることで勝つ感覚を身体に染み込ませていました。

毎日起きてすぐと寝る前に、スタートに立つ瞬間から先頭でゴールするまでを細かくイメージし、レースではイメトレ通りの動きをすることで記録を残してきたのです。

 

少し話がずれてしまいましたが、
プレゼンが成功するかしないかは、準備の段階で9割決まると言っても過言ではないと思います。

あるスポーツ選手が言っていました。
「本番に緊張するのは、準備が足りないからだ。十分な準備をしていれば緊張することはない」と。

確かにそうですよね。
緊張せず、堂々と話すためにも準備は怠らないようにしましょう。

 

2.話し方の癖を直す

band aid

人には、話し方の「癖」があります。
例えば、、、

  • 話し始めるときに「えー」を言ってしまう。
    例:「えー、今日は、○○についてご説明いたします。えー、この件については、えー…」
  • 言葉の節々に何度も「ちょっと…」と言ってしまう。
    例:「今日は、ちょっと時間が限られているので、ちょっとここで要点の整理を…」
  • 語尾に「ね」と言ってしまう。
    例:「今日はですね、前回話をした内容についてですね、議論したいと思います…」

このような「癖」があると、
聞いている人は話の内容に集中できなくなります。

 

わたしも高校生のとき、担任の先生がやたらと「ちょっと」を連発していたので
授業中に何回言うか数えていた経験があります。
もちろん(!?)、その時の授業の内容は覚えていません…。(先生ごめんなさい。)

聞き手が集中して聴ける話し方をすることが大切だということです。

 

では、話し方の「癖」を見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、簡単です。

プレゼンの練習風景を録画し、あとで確認するだけです。
最初は恥ずかしいものですが、質の高いプレゼンをしたいなら行うべきです。

自分の映像を見るのはちょっと…
という人は、同僚や家族に見てもらいましょう。
自分の気がつかなかった「癖」を指摘してくれると思いますよ。

話し方の癖を直し、聞き取りやすい話し方を身に付けましょう。

3.話し始める前に、全体を見回す

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さあ、いよいよ本番です。

資料やスクリーンの準備ができたら、
一度大きく深呼吸をして、会場全体を見渡しましょう。

どんな人が聞いてくれるのか、
一人ひとりと目を合わせるつもりで、ゆっくりと全体を見回すのがよいでしょう。

この行動で得られる効果としては、次の2つが挙げられます。

  1. 「相手」を把握することで自分の緊張をほぐすことができる
  2.   聞き手の注目を集めることができる

まず①について。
人は、自分が置かれている状況が不明確だと、不安を感じたり緊張したりする生き物です。

例えば、あなたが合同研修会に参加したとしましょう。
はじめのうちは、周りが知らない人だらけで、スマホを片手に自分の殻に閉じこもっていませんか?(わたしだけですかね…苦笑)

でも、ふと顔を上げて周りの人を観察してみると、
「あ、こんな人たちが集まっているのか」って、なぜか安心しますよね。

相手の顔を知ることで、自分が話しやすい環境を自分で作りましょう。

 

続いて②についてですが、
これは少し高度な話になります。

人は予期せぬ「間」があると、その「間」の対象に対して興味を示します。

もう少し分かりやすく言うと、
これから話をするであろう人が、話しをしないで止まっていると聞き手側は
「どうしたんだ?何かあったのか?」となります。

その反射的行動をうまく利用して、相手の関心を引くのです。

会場が少しざわついている時は、より効果が実感できるはずです。
それまで話をしていた人たちも、きっと顔を向けてくれます。

 

この技は、わたしも教師だった時によく使っていました。
高校生の集会で注目を集めるのは意外と大変なんですが、
ステージに上ってから黙って立っていると何も言わなくても静かになるものです。

「沈黙」を怖がらずに、ぜひ試してみてください。

 

ちなみに、この「間」は他にも使い方があります。

キーワードの前後に入れることで聞き手の注意を引くことができます。
一番伝えたいキーワードの前後にも「間」を入れることをお勧めしますよ。

 

4.言葉に強弱をつけ、キーワードはゆっくり大きめの声で話す

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極端な例ですが、広辞苑を淡々と音読されたら、、、眠くなりますよね。

プレゼンでは、聞き手を飽きさせないことが大事です。そのために、説明に抑揚をつけて心地よく聞こえるように工夫をしましょう。

また、どの部分がポイントなのかをはっきりさせるため、キーワードはゆっくりと大きめの声で伝えましょう。

ほら、ドラえもんも大事な道具をポケットから出すとき、
「どこでもドアー!」って大きな声でゆっくりと言いますよね。
あれは理に適っているのです。

重要なキーワードはゆっくりと大きめの声ではっきりと言いましょう。

 

5.プレゼンは身体全体で発表する

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身体全体と書きましたが、「目」「手」「足」の3つをフルに使ってスピーチすることが効果的です。

(1)目の動かし方

「目」とは「目線」を指します。
プレゼン中はスクリーンや資料を見たくなりますが、できる限り聞き手の皆さんに目線を送りましょう。

スクリーンを見るのは、画面に何が映っているかを確認する程度にします。
ずっと前を向いて話すことが理想ですが、それは難易度が高いので、
目線の配分はスクリーンや資料2割、聞き手8割を目指すとよいでしょう。

 

特に伝えたいキーワードを話すときには、必ず聞き手側を見ることが鉄則です。

告白されるとき、横を向きながら「好きです!」って言われても心に響かないですよね。
それと一緒です。

 

ちなみに、目線の動かし方にもコツがあります。
会場全体に「Z」を描くように目線(顔)を動かすと、全体を見渡すことができます。

この方法は、聞き手側に安心感を与えることにも繋がります。
目線を一点に固定してしまうと、誰に話しているのか分からない状態になり、
伝えたいことがうまく伝わりません。

目線の先にいる人からすると、ずっと見られている気分になり気持ちよくありません。

全体に目を配ることで、会場にいる全員に「あなたに話をしているのです」という意志を伝えることができます。

(2)手の動かし方

話している間はときどきジェスチャーを交えましょう。

身振り手振りがあることで、相手の注目を集めることができます。
全く動かずに説明させると、聞いていて飽きてしまいますよね。

「資料だけ見ていればいいか」ってなりかねません。

聞き手を飽きさせないために、恥ずかしがらずに手を動かしましょう。

(3)足の使い方

「足を使う」=「歩く」です。

これは会場にもよりますが、大きなステージの上でプレゼンをする際に有効な手段です。

ステージ上を歩くことで、相手の注目を集めるのです。
人は動いているものを見たがる動物ですから、効果は必ずありますよ。

歩き方のコツは、リボンの形をイメージして歩くことです。
つまり、、、

  1. 右斜め前に出る
  2. 前を向いたまま後ろに下がる
  3. 左斜め前に出る
  4. 前を向いたまま後ろに下がる

stage

この繰り返しです。

歩くスピードは、一歩一歩ゆっくりと、です。
あくまでも話す内容に注目してほしいので、控えめに、でも確実に動き回りましょう。

斜め前に歩きながらスピーチすることで、聞き手からみると自分に向かって話しかけられている感じがします。
大きな会場でプレゼンをする際にぜひ試してみてください。

 

以上のように、プレゼンは身体全体で発表すると注目を得やすくなります。
良い例が、今年の1月にTOYOTAの豊田社長がラスベガスでプレゼンした姿。
YouTubeにあるので観てみてください。(ここをクリック

話し方、動き方、全てにおいて計算されつくしていますね。
TOYOTAの本気度が伝わってきます。

 


いかがでしょうか?

すぐにすべてを身に付けることは難しいと思いますが、何度も練習をし、経験を積み重ねていけば自然に身についていくはずです。

最後になりますが、
あなたのプレゼンが成功することを願っています!