今回は「社会人1年目がとるべき行動」についてご紹介します。
読んでいただくことで、仕事のスキルアップはもちろん、1年目特有の日々の不安やストレスの軽減につながると思いますよ。
この記事を読んでほしい人
- 今年から社会人になった人
- 転職をして1年目の人
- スキルアップしたい人
目次
分からないことは何度でも質問する!

誰でも最初は1年生。分からないことが当たり前!
それは、職場の先輩方もみな同じだったはず。
分からないことは恐れずに「何でも」「何度でも」先輩に質問しましょう。
・コピー機使ったことないんですけど…
・ExcelのVLOOKUPって何ですか…?
・議事録ってどう書けばいいんですか…?
・あの方のお名前なんでしたっけ…?
こんな質問をしたって、何も恥ずかしくありません!
社会人として恥ずかしいのは、知ったかぶりをしてずっと間違え続けることです。
何年か経ってから人に間違いを指摘される方がよっぽど恥ずかしいことなんです。
はっきり言って、社会人1年目は“聞いたもの勝ち”ですよ。分からないことがある度にどんどん質問して、自分の知識を増やしていきましょう。
その質問の多さが、後々のスキルアップに大きく影響することは間違いありません。
ただし、質問する時にはいくつか注意点があります。
質問する時の注意点
- 何度も同じ人に同じ質問をしない
- 会議や出張の直前に質問をしない
- 帰宅準備を始めたら質問をしない
どれも「自分がされたら嫌だな」と思うことではないでしょうか?
もちろん、質問内容が数秒で答えられるものであれば、時を選ばず質問しても良いかもしれません。
しかし、心優しい先輩であればあるほど、期待していた以上に丁寧に教えてくれます。1つの質問に数時十分かけて回答してくれることもあるでしょう。
なので、先輩が忙しそうなときや帰宅しそうなときは質問するのを避け、別の機会に質問しましょう。
仕事の時間を割いて親切に教えてくれるわけですから、失礼のないように注意を払うことが鉄則です。
同じ質問は3回までOK!ただし、質問の仕方を変える!

既述の通り、分からないことがあった時は遠慮なく質問しましょう。
それが新入社員の特権なのですから。
しかし、同じ質問は3回までするように心がけましょう。
毎度毎度「どうするんでしたっけ?」となっては、
「こいつ全然人の話聞いてないな…」となりかねません。
もちろん感情を表には出さないと思いますが…。
そこで、同じ質問をする場合は「聞き方を変える」という工夫をすることをオススメします。
質問する時の言葉を少し変えるだけで、”質問するたびに一応成長していますよ”という感じを出すことができます。
具体的には、次のように質問を変えていきます。
1度目 「これはどうすれば良いんですか?」
2度目 「これで良かったでしたっけ?」
3度目 「こうするんですよね?」
つまり、1度目は「質問」、2度目は「確認」、3度目は「確信に近い確認」にするのです。
やっていることが間違っていたとしても、何ら問題ありません。間違っていたら「ここが違うからこうすれば良いんだよ」と先輩が優しく教えてくれることでしょう。
先輩からすれば、後輩が自力で解決しようとしている姿を見れば何度質問されても悪い気はしないと思いますよ。
ちなみに、私は過去2回転職し、3回新入社員を経験しました。
その度に分からないことだらけで先輩を質問攻めにしてきたのですが、「同じ質問は3回まで」という制限を自分に課していました。「3回までOK」ではなく「3回までしかダメ!」にしたのです。
言葉を変えただけですが、制限をかけることで「覚えなくては!」という強い意志が生まれ、覚えが早くなると思っています。
実際、質問は2回までで解決できることがほどんどで、3回聞くことは滅多になかったです。
少しは効果があったと、、思いたいです。
どうしても覚えられない時は、質問する人を変えて複数人に同じ質問をすることで解決できますよ。
自分が先輩からどう見られるかが気になる人は、一度質問した人に分からない場所で”こっそりと”ほかの人に聞いてみてくださいね。
その場でメモし、あとで整理する!

社会人1年目は、メモする力が試される時期でもあります。
と言ってしまうとプレッシャーになってしまうのですが…
心構えとして、一度聞いたことは二度と聞かなくてもできるようにする”努力”をしましょう。
初めて聞くときは必ずメモメモ!
先輩の説明を聞きながらざっくりメモして、自分の席に戻ってから忘れないうちにメモしたことを整理。こうすることで、次やるときにメモを見るだけでひとりでできるようになりますよ。
メモの仕方はいろいろありますが、自分にとって分かりやすければどんな方法でも良いと思います。
ここでのポイントは、メモを整理すること!
説明を聞きながらメモをとると、人は十分に理解したような感覚になります。
しかし、実際にあとで見返すと…「なんだっけこれ?」となることありませんか?
これは、本当に理解をしているのではなく、「理解している錯覚」に陥ってしまっているのです。
学校の授業と一緒ですね。
先生の解説を聞いているときは「うんうん」と納得していたのに、後で教科書みてもなんのこっちゃ分からない。
解説があるから理解できた感覚になりますが、実際には頭に入っていないことが多いのです。
そうならないために、メモしたことを後で理解を深めながら整理し、自分のものにしていく必要があるのです。言わば「復習」して「定着」させるための行動です。
とにかくメモメモ。そして整理整理!やってみましょう!
整理の方法もメモと同様に人それぞれで良いと思います。
図化したり色を付けたり吹き出しを書いたり…
1年後に見返したとしてもすぐに理解できるようにすることを目標にしてみてください。
ちなみに、私はメモしたものをWordでまとめ、印刷し、ファイルに綴じて自分の業務マニュアルを作っていました。
データの保存先やシステムの使い方、書類の印鑑の種類など、細かなところまでまとめていつでも引継ぎができるようにしています。
ここまでする必要は全くないですが、とにかく自分が見てすぐに分かるように整理をしておくことは大事です。
時間を作って少しずつでもいいので取り組んでみてください。
いかがでしたでしょうか?
もう一度まとめると、社会人1年目がとるべき行動は次の3つです。
まとめ
- 分からないことは何度でも質問する!
- 同じ質問は3回までOK!ただし、質問の仕方を変える!
- その場でメモし、あとで整理する!
すでに実践していることも多いかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
皆さんの「社会人1年目」が充実した1年になりますように。